当塾の塾報には毎月ケーススタディのコーナーを載せています。
このコーナーでは、生徒面談・保護者面談・TEL訪問で受けたご相談をケーススタディします。
<Q>
うちの子、勉強が本当に苦手なのです。どうしたらもう少し勉強するようになるでしょうか?
<A>
勉強が苦手と言っている子の多くは、恐らく『何が分からないのか』、『どこが分からないのか』が分からないのです。
つまり、『自分の分からないところが分からない』のです。
これに対しては、 『分からない』原因を明確にしてあげることが大切と考えます。
原因を明確にするためには、まず『相手がなぜ分からないのか』ということを色々なパターンに落とし込んで探ります。
そのパターンについては、
①問題文が読めていない
②問題を解くための基礎・基本が足りていない
③解き方の手順に落とし込めない
④考え方・解き方が複雑で、理解出来ない
などがあります。
教科によっても変わることもありますが、これらのパターンに当てはめることで、大抵の『分からない』原因を見つけられます。
『分からない』原因が分かれば、その原因を生徒に伝えるようにします。
原因を一緒に1つ1つ解決していくことで、自分の分からないところが分かるようになります。
そこから分からないところを理解できるようにしていくことで自信を持てるようになってきます。
自信が持てるようになれば、自己肯定感も高まるので、勉強が楽しくなり家庭学習も出来るようになります。