個別英数学院 塾長のブログ

塾の出来事や自分のことなど気ままに書いてます。

For Children's Brighter Future

You cannot teach a man anything; you can only help him to find it within himself.

「ゲーム」「スマホ」について考える

学校が始まって3週間が経ち、どの学年の生徒も学校がある日常に慣れてきた感じがします。

休校期間は特にでしたが保護者さんからご相談いただくお悩みキーワードが「ゲーム」や「スマホ」です。

以前、小学生向けの育脳寺子屋通信でゲームやスマホが及ぼす影響についてお知らせしたものですが、「読んでよかったです。とてもためになりました。」と多くのお声をいただいたので、一部をご紹介します。

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「先生、勉強頑張ってるけどなかなか成績が上がらへん」ある中学生のセリフです。

「今回の学力診断テストで、前回より点数が落ちました」小学生の保護者さんからのコメントです。

 

この2人は決して勉強をさぼっているようには見えません。

 

しかし、話を聞くとこの2人にはある共通点が・・・。

 

そうです、「ゲーム」や「スマホ(タブレット)」の使用時間が長いのです。

 

いくら長時間勉強しても、ゲームやスマホなどに費やす時間が長いと、勉強したことが全て無意味になるということが、科学的に実証されています。

 

皆さんのご家庭ではどうですか?次の表をご覧下さい。

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このデータは東北大と仙台市教育委員会が2013年度、同市内の中学生約2万4千人を対象にした学力検査と生活・学習状況調査の結果をもとにまとめたものです。

 

平日の家庭学習時間、スマホなどの利用時間と、平均点との相関関係を分析しました。

 

その結果、2時間以上学習していてもスマホなどを3時間以上使う層は、学習時間は30分未満でもスマホなどを全く使わない層より点数が下がることが明らかになりました。

 

要するに、ゲームやスマホを長時間するくらいなら、ゲームやスマホを我慢する代わりにほぼ勉強しなくてもよい!

 

そのほうがマシ!とも言える結果が出たのです。

 

お子さんの平日の勉強時間はどのくらいですか?

 

お子さんの平日のゲームやスマホに費やす時間はどれくらいですか?

 

それをもとに上記の表と照らし合わせてみてください。

 

全くゲームをさせない!というのは時代的に難しいかもしれませんが、時間とルールをしっかり決めることが必要不可欠です。

 

再度、親子でしっかりスマホやゲーム、インターネットの使用方法について話し合い、

子供の学力をスマホやゲームの害から守ってあげましょう。

 

ご家庭でのルールをどう決めて良いか悩まれたら一緒に考えさせていただきますので、ぜひご相談ください。