個別英数学院 塾長のブログ

塾の出来事や自分のことなど気ままに書いてます。

For Children's Brighter Future

You cannot teach a man anything; you can only help him to find it within himself.

ケーススタディ 7月号

当塾の塾報には毎月ケーススタディのコーナーを載せています。

このコーナーでは、生徒面談・保護者面談・TEL訪問で受けたご相談をケーススタディします。

 

<Q>

親が言わないとやらないので、自ら考え自分からやる子になってほしいが、今はまだ「○○しなさい」「○○はやったの?」と言わないとできないのですが、何か良い方法はありませんか?

 

<A>

子供が自ら考えて行動できるようになるには、自分の頭で考えることが大切です。

まずは、子供が自分で考えるような言葉かけをしてみてください。

例えば、「○○しなさい」→「○○した方がいいよ」、「~したいんだけど、どうしたらいいと思う?お願いしてもいい?」と全面的に任せてみたり、「○○はやったの?」→「○○を今日は何時からやるの?」といったように自分で決めさせるように工夫してみるのも一つのやり方です。

あとは、「黙って見守る」ことです。

親として忍耐力が必要になりますが「言わなくても自分で出来る子だ」と子供を信じて、出来るだけ見守ってみてください。

目の前の結果のためになんとかさせようとすればするほど子供(人)は自ら成長出来なくなります。

親が先回りして「○○しなさい」と言うことで、子供が自分からやる気持ちをなくしてしまうことが多いです。

だから「~しなさい」と言わないようにすることで、子供が自分で考え、自分で決めて、自ら行動する力が付いてきます。

この親の先回りについては、子供から親に「先回りは止めて」と言い出すことはあまりないので、親が理解して言わないようにする必要があります。

子供に自分でやってみる機会を与えると、親は「失敗するのでは」と心配になってしまうかもしれませんね。

でも、私達は『失敗から学ぶ』ことを知っています。

一度決めたら最後まで任せて見守ることが子供の自発性を促します。

たとえ失敗したとしても、そのことが「なんで失敗したのかな」と考えるきっかけとなり子供の考える力を伸ばす良い機会になります。

『失敗させてあげる』姿勢が人を成長させます。『やってあげる』(口出しをするも含む)→『やらせてみる』、『やらせない』→『任せてみる』というようにしてみてください。

 

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